よくある質問と回答
- 整体FAQ【整体院Q&A問答集】
「よくある質問と回答」は、力学整体に関して頻繁に尋ねられる質問をQ&A(質問と答え)形式でまとめた力学整体Q&A問答集を掲載しているFAQページです。
力学整体研究所に会員と非会員の皆様から寄せられる「よくある質問とその回答」をご紹介しています。
力学整体研究所にお問い合わせをしていただく前に必ずこのFAQに目を通してぜひ一読しておいてください。
このFAQを読んでも分からないことや不安なことがありましたら遠慮なくお問い合わせください。
一般的なご質問【Q&A】
力学整体とは直接関係のない質問とその回答です。
- FAQというのはどういう意味ですか?
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FAQは、英語の「Frequently Asked Questions(頻繁に尋ねられる質問)」 の略語で、ネットワーク上で、よくある質問とその回答を集めたものです。
FAQの読み方は、「エフエーキュー(エフ・エイ・キュー)」「フェイク」「ファック」など複数あります。
FAQは「Q&A(質問と答え)」と表記されることもあります。
- 健康保険は使えますか?
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力学整体研究所で力学整体師が行う整体施術と整体指導には健康保険制度の適用はありません。
整体は健康保険は使えませんので、整体料金は全額実費負担・全額自己負担になります。
「接骨院」や「整骨院」では健康保険が使えたり、「あん摩・マッサージ・指圧」や「鍼灸」では医師の同意があれば保険が使えることがあるので、「整体院」でも健康保険がきくのではないかと考えられる方がいらっしゃるようですが、それは勘違いであり誤解ということになります。
- 整体料金は医療費控除の対象になるのですか?
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力学整体研究所で力学整体師が行う整体の施術料や指導料などの整体料金・費用は、原則として医療費控除の対象にはなりません。
整体は医療費控除になるのかと疑問を持たれる方は結構大勢いらっしゃいます。
「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」「柔道整復師」による施術の対価は医療費控除の対象にはなりますが(ただし、疲れを癒したり、体調を整えるといった治療に直接関係のないものは含まれません)、整体師はそれらに該当しません。
力学整体に関するご質問【Q&A】
力学整体に関する質問とその回答です。
- 力学整体の目標は何ですか?
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力学整体の目的は、身体の体縮や体癖を解消して体内環境を整えることによって、自然治癒力が正常に働いていない原因を正常化して本来の生命力を発揮できるように、脳・神経系(無意識・潜在意識)と内分泌器系・ホルモン系(メッセージ物質)へアプローチすることで体質を改善(身体・肉体を改造)して身体を新しく発育し直す体育として修行することを通じて、クオリティ・オブ・ライフ[QOL](生活の質)の維持・向上を実現することです。
力学整体が行き着く最終目的には、会員の皆様お一人おひとりのクオリティ・オブ・ライフ[QOL](生活の質)の向上・維持があります。
力学整体研究所では、新規の会員の方は、最初は治療法として力学整体を求めて来所される方が多いのですが、それは力学整体の本来の趣旨ではありません。
力学整体研究所では、新規の会員は、当初は力学整体を矯正法として実行していただくわけですが、健康を回復された後も今度は力学整体を健康法・養生法として実行していただけるよう指導しています。
ですから、力学整体もそれに応じて矯正法から健康法・養生法へ移っていくわけです。
これは、いったん健康を回復してもその後も生きていくわけで、日常生活の中でいろいろな動作や姿勢によって再発したり、あるいは、新たに体縮が発生したりすることが長年の臨床経験から明らかになっているからです。
ですから、力学整体でいったん良くなったとしてもそれで終わりということではないわけです。
会員の方には、力学整体を一生涯を通じて自己の健康を管理する方法として活用していただくのが力学整体研究所の方針でもあります。
力学整体の本来の趣旨は、そもそも健康法・養生法にあるのであって、治療法や矯正法にあるのではありません。
力学整体は、治療法や矯正法としての一面を有してはいますが、それは力学整体のごく一部の面にしか過ぎません。
力学整体の本来の意味を、治療法や矯正法として狭い範囲だけで理解するのではなく、一生の健康法や養生法、体育として広い範囲で理解するのが正しい理解の仕方です。
- 力学整体は何を目指しているのですか?
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力学整体の目指すものは、身体を無くすることです。
身体を無くするといっても物理的に存在しなくすると意味ではありません。
それは、言葉を変えていえば、意識から身体を消してしまい、身体を意識しない状態を指しています。
人間にとっての空気と同じように、身体があってもないのと同じ状態こそ、力学整体が目標として目指しているものです。
それは、体外環境において、重力の流れに抗して、重力を意識しないで運動や姿勢を保持できることを意味します。
また、体内環境においても、調和がとれていて、内部に圧迫や過度の緊張がないという状態です。
それは、身体にまるで羽根が生えたように身体が軽く感じる状態と表現することができます。
逆に言えば、身体は常に敏感な状態にあると表現することもできます。
まさに、そのような状態が、力学整体の目指す目標であり、そうした状態を実現する方法が力学整体であると私は考えています。
力学整体の効果に関するご質問【Q&A】
力学整体の効果・効能に関する質問とその回答です。
- 1回で治りますか?
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過去の症例では、初回のたった1回の施術で腰痛や肩こり、頭痛、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、顎関節症、脊柱側湾症などがよくなった会員さんはいらっしゃいます。
また、よくなったと言っても、その人によってよくなる度合は異なっています。
施術前の身体の状態を0(ゼロ)とすると、症状がすべてなくなって100パーセント回復した人もいますし、80パーセント、70パーセント、60パーセント、50パーセントと、よくなる程度もそれこそ個人差があります。
質問の趣旨からすると、おそらく質問者は1回の施術で100パーセント完治する完全治癒を想定して質問しているものと考えられます。
過去の症例の統計では、1回の施術で100パーセントよくなったという場合は、1,000例に1例くらいの割合になっています。
この症例の統計からすると、質問者が1回の施術でよくなる確率は1,000分の1ということになります。
実際の臨床の現場では、100パーセントよくなったという場合だけでなく、ある程度よくなったという場合も含みますので、会員さんから1回の施術でよくなった報告を受ける確率はもう少し高いのではないかという印象を受けています。
それでも、1回の施術で100パーセントよくなるという会員様は極(ごく)僅(わず)かです。
統計的な確率からすれば、質問者が1回の施術で100パーセントよくなる可能性は0(ゼロ)ではないにしても、1パーセントもないのですから、その可能性は極めて低いというのが事実です。
したがって、質問者が1回の施術で100パーセントよくなる可能性はかなり低いとお考えいただいたほうが良いと思います。
- 治りますか?
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治療目的で力学整体へ入門してその修行をやってみようかと考えている人のほとんどが最も知りたいことだと思われます。
質問者にとって、この質問はいかに切実で一番知りたい事だということは、私どももよく分かっています。
質問者の方は、先生から「治りますよ」と言ってくれる保証を求めていることも重々承知しております。
質問者の中には、先生が「治りますよ」という保証をしてくれたらやってみようと考えておられる方もおります。
私どものほうでこの質問にきちんと正確な情報をもってお答えできればどれほどお役に立てることかといつも心苦しく思っております。
しかし、力学整体では「分かりません」という正直な回答しかお答えできません。
本当のところは、「治るものは治るし、治らないものは治らない」としかお答えの仕様がないのです。
というのも、力学整体は、そもそも特定の病気や疾患、症状を治すことを目的とした治療法ではないからです。
力学整体は、股関節の矯正や調節を通じて体縮や体癖を解消することで、生命力(自然治癒力・自己回復力)を妨害している原因を除去して、生命力(自然治癒力・自己回復力)が働きやすいようにお手伝いしているだけだからです。
そして、力学整体師は、特定の病気や疾患、症状を治すための治療をしているわけではないからです。
力学整体の源流である礒谷療法(礒谷式力学療法)も、もともとは左右の足の脚長差を直すという跛行(びっこ・ビッコ)専門の技術であって、特定の病気や疾患、症状を治すことを目的とした治療法ではなかったという経緯もあります。
質問者の身体を治すのは、力学整体でもなければ、力学整体師でもなく、ご本人の身体にそなわった生命力(自然治癒力・自己回復力)によるものです。
また、本人の生命力(自然治癒力・自己回復力)のほかに、その人の病気や疾患、症状の程度が大きく関係しますし、さらに体質や生活習慣、生活環境も大きくかかわってきます。
したがって、「治りますか?」という質問に答えられる存在がいるとすれば、それはご本人の身体しかありません。
「治る」かどうかという質問は、ご本人が直接ご自分の身体に聞くしかありません。
ご本人が実際に力学整体をやってみて、ご自分の身体に聞くしか回答を得る方法はありません。
つまり、やってみなければ分からないということです。
質問者の中には、力学整体師に身体を診てもらえばわかるのではないかと考える方もおられます。
確かに、力学整体師はご本人からお話を聞いて身体を診ればある程度の予測をつけられることはあります。
しかし、その予測は大まかなものですし、予測が外れることも多いのです。
この方は長期間かかるのではないかと予測していたところ、予想外に短期間でよくなってしまう場合もあります。
また、この方は短期間でよくなるのではないかと予測していたところ、予想外に長期間かかってしまうといった場合も多いのです。
専門家の予測といっても、そんなものなのです。
同じような病気や疾患、症状でも、それほど個人差は大きいのです。
ですから、質問者の「治りますか?」という質問に対して、質問者が回答を得るには、質問者本人が力学整体を修行して、ご自分の身体に聞いていただいて、自分で回答を見つけるしかお答えの仕様がないというのが嘘偽りのない真実です。
質問者がご自分の身体から答えを聞き出す以外に、質問者が回答を得る方法は他にありません。
実は、専門家の力学整体師も、ご本人にやっていただかないと「よくなるか、よくならないか」という結果はよく分からないというのが本当のところです。
また、よくなるといっても、よくなるのにも程度があります。
100パーセントよくなる場合もあれば、90パーセントの場合もあれば、80パーセント、70パーセント、60パーセント、50パーセントという場合もあります。
おそらく質問者は100パーセントよくなる場合を想定して質問をしておられるものと思います。
しかし、現実は必ず100パーセントよくなるとは限りません。
力学整体をやっても100パーセントよくならない場合、質問者は力学整体をやらないのでしょうか?
それとも、90パーセントや80パーセント、70パーセント、60パーセント、50パーセントといった場合でも、力学整体をやるのでしょうか?
質問者には、100パーセントよくならなければやらないのか、それとも少しでもよくなるのであればやるのか、そういうことも考えておいてほしいところです。
ご自分がどこまでよくなれば満足できるのかということを知っておくことも力学整体に取り組むうえで大事だからです。
質問者が、どうしても「治るのか?」という事を知りたい場合は、どの程度よくなるのかということも含めて、ご本人がやってみることでしか本当のところは知ることができません。
質問に対する最終的な回答としては「まずはやってみてください。答えはそれからです」ということになります。
力学整体の施術内容に関するご質問【Q&A】
力学整体の施術内容に関する質問とその回答です。
- 痛くありませんか?
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整体というと、素人の方には、一般的には骨をボキボキと鳴らすか、筋肉をほぐすためにマッサージやストレッチするというイメージがあるようです。
そのため、力学整体でも、初めての方は整体の施術を受るときに痛くないかということが非常に不安で気になるようです。
力学整体の会員の皆さんは、整体の施術で痛いという方はほとんどいらっしゃいません。
実は、力学整体で施術する股関節には知覚神経がありません。
しかも、力学整体の施術は股関節の可動域の範囲内で行います。
したがって、股関節の施術自体は無痛です。
ただし、股関節の周囲には筋肉や筋膜、腱、靱帯、関節包と感覚神経があり、人によっては股関節の施術時にそうした軟部組織で瞬間的に痛みを少し感じる方が少数ながらいらっしゃいます。
その痛みというのは、柔軟体操やストレッチで感じる痛みに近いです。
痛みといっても、柔軟体操やストレッチで感じるほど強い痛みではありません。
もし、施術時に痛みを感じるようであれば、力学整体師はなるべく痛みを感じないように加減して施術するようにしますので、ご心配ありません。
そうは言っても、初めて来られた新規の会員さんは、なぜかある程度痛い施術を覚悟して来所しているようです。
ところが、実際に施術を受けてみると、あまりにも簡単に施術が済んでしまったので「もう終わってしまったの?これだけ?」とあっけにとられる方が多いようです。
- どんなことをするのですか?
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力学整体の施術内容は一般的な整体のイメージとはかなり異なっています。
一般的な整体のイメージだと、先生が患者さんに付きっきりで15分とか20分、30分、40分、50分、60分(1時間)とかけて全身の骨を瞬間的に移動させたり押圧を加えて関節をポキポキ鳴らしたりする骨格系の矯正や全身の筋肉をストレッチしたりマッサージする筋肉系の調整などの整体手技や整体テクニックを連想するようです。
力学整体の施術は、施術者の力学整体師が行うのは股関節という関節だけを矯正施術(股関節操法)し、次に股関節の調整をしながら同時に骨盤矯正も行う調整施術(股関節調整法)の2つだけです。
その後(あと)は会員様お一人ですべて行います。
寝ている状態で全身の体縮を修正(体縮修正法)と調整(体縮調整法)し、次に座っている状態で上部の体縮を調整(上部体縮調整法)します。
最後に立っている状態で運動を行って体癖を修正(体癖修正運動)します。
- 1回の整体でどれくらいの時間がかかりますか?
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初めて来所した新規会員様の初回と、2回目以降の既存会員様とでは1回にかかる時間は異なります。
新規会員様の場合は、2回目以降の既存会員様と同じ施術を行うのですが(まだ施術に慣れていないので初回の施術時間は短めにして行います)、その他にヒアリングやカウンセリング、各種検査等がありますので、最初から最後までの整体時間は1時間30分~2時間くらいかかります。
次に、2回目以降の既存会員様の場合です。
検査と股関節操法と股関節調整法と再検査で約5分~10分です。
体縮修正法と体縮調整法と休憩と上部体縮調整法で約33分です。
次の矯正施術に移動する時間もありますから、最初からここまで約45分かかります。
最後の体癖修正運動の時間は個人差があります。
5分~10分くらいの人もいれば、40分~60分くらいの人もいます。
標準時間は20~30分です。
したがって、合計の滞在時間は早い人で約45~50分、長い人だと120分(2時間)以上になります。
平均の滞在時間は約60分(1時間)から約90分(1時間30分)の間です。
予約に関するご質問【Q&A】
力学整体研究所の整体院(施術所・道場)の予約に関する質問とその回答です。
- どのような服装で行けばいいですか?
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軽装であれば普段着で結構です。
身体を強く締め付ける窮屈な服装や極端に厚手の服装でなければ何でも構いません。
会員様の中には、動きやすい運動服や体操着、スポーツウェア、ジャージ、トレーナー、レギンス(レギンズ、レギング、レギングス)、スパッツなどを着用して来たり、持参して着替えられる方もいらっしゃいます。
それはそれで構いませんが、なくても特に問題はありません。
ただし、女性の場合はスカートでは問題があるので、スカート以外のパンツ、ズボン、パンタロン、ボトムス、ジーンズ(ジーパン)、デニム、スラックスなどを着用して来ていただくか、持参して着替えてください。
- 力学整体を受けられる近くの整体院を紹介していただけませんか?
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力学整体研究所では、責任をもってご紹介できる力学整体の修行を積んで力学整体を習得し体得した力学整体師をまだ独自に育成しておりません。
したがって、残念ながら、力学整体の施術や指導を受けていただくためには、どうしても当研究所まで来ていただかなくてはなりません。
- 磯谷(いそたに)さんですか?
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いいえ、違います。
当研究所の施術は「礒谷療法(いそがいりょうほう)」、正式には「礒谷式力学療法(いそがいしきりきがくりょうほう)」をもとにしたもので、漢字をよく見ていただくと、「磯」という字と「礒」という字が異なるのがわかると思います。
同じ赤穂市内に、磯谷さんという名前の方がいらっしゃって、奥さんが「磯谷ヨガ」という名称でヨガ教室を主宰されておられ、ご主人は「赤穂施療院」という屋号でカイロプラクティックをやられておられます。
そのため、よく勘違いや誤解されるのですが、当研究所と磯谷さんとは一切関係がありません。
以前はヨガ教室と勘違いされて間違い電話が多かったのですが、現在では間違い電話はほとんどなくなっています。
通院に関するご質問【Q&A】
力学整体研究所の整体院(施術所・道場)の通院に関する質問とその回答です。
- どのくらいのペースで通院すればいいですか?
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まず会員の皆さんは3週間~1カ月に1回という通院間隔と通院頻度で通われている方が多いです。
力学整体研究所では、通院の間隔と頻度に関しては3週間に1回のペースを推奨しています。
というのも、力学整体の施術を受けて体縮を解消してからおよそ3週間程度で体縮が再び始まるという現象を長年の臨床経験で確認しているからです。
したがって、長年の経験則から3週間に1回のペースで力学整体の施術を受けていただくのが理想的な通院という結論になります。
そういう意味で、会員の皆さんの多くが3週間~1カ月に1回のペースで通院しているというのは妥当だということになります。
ただし、3週間~1カ月に1回の通院ペースというのは安定期に入った会員さんのメンテナンス通院の場合です。
力学整体を始めてまだ日の浅い会員さんの場合や、体調や症状が不安定な会員さんの場合は、体縮と体癖を解消するまで時間がかかることや、体縮と体癖を解消しても元に戻りやすいことから、安定期になるまでできるだけ詰めて通院したほうが整体の効果を高めることができます。
力学整体の源流である礒谷療法(礒谷式力学療法)では通院の目安として3カ月間は毎日矯正治療を受けることが通院の基本原則になっています。
できるだけ早期に矯正治療の効果を上げて、矯正治療の効果を最大限に高めるためには、3カ月間毎日通院するということは理想的な通院方法です。
しかし、会員様の全員が毎日通院できるわけではありません。
実際には理想の通院をできない会員様もおられます。
会員様の全員が、皆が皆、最初の3カ月は毎日通院しなければならないというのは現実的ではありません。
実際、毎日通院しなくても、会員様の中には週2~3回や週1回の通院でもよくなっている方は結構おられます。
そこで、毎日の通院が難しいという方には、力学整体では症状別に応じた現実的な通院を提案しています。
軽症:通院間隔は1週間(6日)おきで、通院頻度は週に1回
中等症:通院間隔は1~2日おきで、通院頻度は週に2~3回
重症:通院間隔は連日で、通院頻度は毎日
結果として、なるべく集中して施術を受けたほうが早期回復を望めることは臨床上実証済みです。
具体的な通院ペースは、体質や症状、生活習慣などの個人差がありますので、実際に研究所へ来所された際に当方からご本人に合った理想的な通院ペースを提案させていただきます。
また、最終的には、会員さんご本人が体質や体調に合わせてご自分の通院ペースを決めていただきます。
- いつまで通院すればいいですか?
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これは、会員様が力学整体をやろうと思った動機と目的によって異なってくると思います。
力学整体の最終目的であるQOL(生活の質)の向上や維持が動機や目的であった場合は、力学整体を健康法や養生法として行うことになるので、そもそも「いつまで通院すればよいのですか?」という通院期間の問題は起こりません。
したがっって、力学整体ができなくなるまでとか、力学整体研究所へ通院できなくなるまでということになろうかと思います。
次に、治療目的の場合は、「いつまで通院すればよいですか?」という通院期間の問題が起こってきます。
力学整体研究所では、最短の通院期間を3カ月としています。
したがって、通院期間を判断する最初の時期は3カ月目ということになります。
この3カ月の間に治療目的を達せられているのであれば、通院期間は3カ月までということになります。
次に、この3カ月間で治療目的を達することができなかった場合、通院期間をどうするのかということが問題になってきます。
3カ月の間に身体に変化が見られた場合は、会員さんの多くは通院期間を延長されることになります。
3カ月の間に身体に変化が見られなかった場合は、通院期間を延長するかどうかが問題になります。
3カ月間集中してやっても効果や変化がない場合は、選択肢の1つとして通院を止めるかどうかを判断する第1の時期になります。
実は、3カ月間では身体に変化が見られないという場合は、比較的多く見受けられます。
3カ月という短期間では、体質や症状、生活習慣等によってはまだ回復期間としては十分ではないからです。
したがって、通院期間を6カ月~8カ月に延長するという選択肢もあります。
力学整体研究所では、標準の通院期間を6カ月~8カ月としています。
この6カ月~8カ月の間に治療目的を達せられているのであれば、通院期間は6カ月~8カ月までということになります。
次に、この6カ月~8カ月間で治療目的を達することができなかった場合、通院期間をどうするのかということが問題になります。
6カ月~8カ月の間に身体に変化が見られた場合は、会員様の多くは通院期間をさらに延長されることになります。
問題は、6カ月~8カ月の間に身体に変化が見られなかった場合は、通院期間をどうするのかということです。
6カ月~8カ月間集中してやっても効果や変化がない場合は、選択肢の1つとして通院を止めるかどうかを判断する第2の時期になります。
6カ月~8カ月間集中してやればほとんどの場合、身体に何らかの変化や反応は見受けられるからです。
ただし、6カ月~8カ月間集中してやっても身体に変化が見られなかった場合でも、通院期間を延長してさらに継続してやっていると1年後に身体に変化が見られるようになったという症例が少数ながらあります。
そういう意味で、一生懸命にやっているのもかかわらず身体に何等の変化や反応もない場合、通院期間の6カ月~8カ月目というのは、非常に難しい判断を迫られる選択の岐路に立つことになります。
治療目的の場合は、この通院期間の6カ月~8カ月目というのは止めるか続けるかを決める分かれ目ともなる分岐点です。
もう少し頑張れれば何らかの変化や反応があるかもしれないし、このまま続けても何の変化や反応もないかもしれません。
この分岐点における決定による結果は、結局、ご本人が享受することになるわけですから、これまでの経過を参考に、最終的にはご本人が決めるしかありません。
力学整体研究所では、最長の通院期間の分水嶺を1年としています。
1年間力学整体の修行をして来たにもかかわらず、身体に何らの変化や反応も見られない場合は、通院を止めるかどうかを判断する第3の時期になります。
毎日必死になって一生懸命に取り組んで来たのであれば、それ以降は治療目的を期待できないと見切りをつける分水嶺となる時期だと考えて良いと思います。
力学整体には、質問者の治療目的以外にも、整体の効果や効能を期待できる希望がありますから、本来の最終目的であるQOL(生活の質)の向上や維持を目的に身体のメンテナンスのために継続されるのも良いでしょう。
礒谷療法(礒谷式力学療法)に関するご質問【Q&A】
礒谷療法(礒谷式力学療法)に関する質問とその回答です。
- 礒谷療法(礒谷式力学療法)の先生でいいですから紹介していただけませんか?
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力学整体研究所の「力学整体」と礒谷療法所の「礒谷療法(礒谷式力学療法)」とでは、まったく異なる原理で施術をしております。
したがって、「力学整体」と「礒谷療法(礒谷式力学療法)」とは別の施術法だとお考えください。
ですから、当研究所が、別の施術法の先生をご紹介するというのは、筋違いのおかしな話であり、無責任過ぎることとなってしまいます。
したがいまして、力学整体では、礒谷療法(礒谷式力学療法)の整体院(治療院)や先生のご紹介に関しては保証などの責任を負えません。
この点に関しては、下記に礒谷療法所のホームページ・アドレスを書いておきますので、東京の中野区にある礒谷療法(礒谷式力学療法)の総本部に問い合わせて、礒谷療法師と礒谷療法院(礒谷療法所)のご紹介を受けてください。
礒谷式力学療法総本部
URL:http://www.isogaitherapy.com/礒谷療法(礒谷式力学療法)の礒谷療法師と礒谷療法院(礒谷療法所)へ行かれたことにより、万一何か問題が発生しても、当研究所は一切の責任を負いません。
また、礒谷療法(礒谷式力学療法)に関する個々の具体的な矯正法などに対する問い合わせにも一切応じられません。
礒谷療法(礒谷式力学療法)に関しては、あくまでも当研究所は一切関知しておりませんことをお断わりしておきます。
後は、ご自身の判断と責任で、どうするかを決めてください。
- 力学整体と礒谷療法(礒谷式力学療法)とではどこが違うのでしょうか?
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そもそも礒谷療法(礒谷式力学療法)の出発点は、小児麻痺や脳卒中による跛行(びっこ・ビッコ)の原因となっている左右の脚の長短差を直すところにあります。
そして、股関節で大腿骨の骨頭が外転・外旋(外側・外方へ向く)すると脚が長くなり、内転・内旋(内側・内方へ向く)すると脚が短くなるという現象を根本理論としています。
したがって、その理論も、脚の長短すなわち股関節の角度をもとに、統計的にまとめられ体系化されたものです。
その特徴としては、理論が非常に単純で、身体の歪みというものを、主に骨格を中心にして考えている点を挙げることができます。
そのため、素人でも理解しやすくなっています。
力学整体は、まず脚の長短を直すところからは出発していません。
脚の長短や股関節の角度は、あくまでも矯正する際の参考資料にしかすぎません。
矯正対象も、股関節の角度ではなく、股関節の調節による脳・神経系を中心とした骨格系と筋肉系の体縮現象です。
その特徴としては、理論が複雑で、身体のゆがみというものを、重力と脳神経系と筋肉系と骨格系という関連で物理学的・生理学的に捉えている点が挙げられます。
そのため、玄人のプロでも理解しにくくなっています。
礒谷療法(礒谷式力学療法)では、長い方の脚の反対側に、上半身の症状が出ると統計上はなっています。
しかし、力学整体では、そのような捉え方はしていません。
統計上ではなく、体縮が脳・神経系のネットワークを通じて連動してゆく経路を因果関係を追いながら捉えています。
礒谷療法(礒谷式力学療法)の理論は単純なので、それにピッタリ当てはまる人は、すごく納得されるのですが、当てはまらない人は、たとえその人に礒谷療法(礒谷式力学療法)が合ってる場合でも、自分の場合は間違っているので礒谷療法(礒谷式力学療法)は自分には合っていないと勘違いや誤解してしまうことがあります。
その点、力学整体の理論は、複雑ではありますが、現実に実際の身体を把握している面があります。
また、礒谷療法(礒谷式力学療法)の理論では説明のつかない分からない現象でも、力学整体の理論では説明がつき理解できるという面があり、それだけ対応や対処できる範囲が広くなっています。
力学整体と礒谷療法とは包含関係にあると言えます。
力学整体の新理論は、礒谷療法(礒谷式力学療法)の旧理論を含みますが、礒谷療法(礒谷式力学療法)の旧理論は、力学整体の新理論を含みません。
力学整体の新理論では、礒谷療法(礒谷式力学療法)の旧理論を吸収はしているのですが、礒谷療法(礒谷式力学療法)の旧理論を否定する場合もあります。
以上の説明だけでは、なかなか理解しにくいとは思いますが、くわしくは力学整体の基礎と理論と実際に関するコンテンツ(内容)の解説をお読みください。
- 礒谷療法(礒谷式力学療法)の先生の技量を判断する方法を教えてください。
-
この点に関しては、ある程度お答えすることができます。
礒谷療法(礒谷式力学療法)の創始者である礒谷公良先生は、礒谷療法(礒谷式力学療法)を習得するには最低2~3年の修行期間が必要であると、その著書に書かれておられます。
創始者・礒谷公良先生の高弟である菊池秀男先生は、一人前の礒谷療法師になるには最低10年の修行期間が必要だと仰っておられます。
これは、何も礒谷療法(礒谷式力学療法)だけに限りません。
武道や芸事などの例を挙げるまでもなく、どんな習い事であれ、ある程度の技量に達するまでには、それくらいの期間は必要とされています。
礒谷療法(礒谷式力学療法)の専門家であるプロの礒谷療法師になるには最低限5,000時間~6,000時間の修行時間が必要です。
1日8時間×5日=40時間 週合計 40時間
5,000時間÷40時間=125週間 ≒ 約2.4年
6,000時間÷40時間=150週間 ≒ 約2.9年
力学整体の代表・冨岡正喜氏の経験によると、礒谷療法(礒谷式力学療法)を習得するには、まず優れた先達(せんだつ)について勉強することが一番大事な事だということです。
そして、その先達について毎日一緒に勉強させていただいても、6カ月くらいでやっと礒谷療法のことが少しわかりかけはじめる程度で、習い事なら初級とか白帯を卒業した段階です。
それから、2年くらいしたら、ある程度わかるようになってきますので、習い事では1級とか茶帯になる段階です。
そうして、3年くらいすれば、かなりわかるようになっていますので、習い事では初段とか黒帯になる段階ということになります。
したがって、まずはご自分が施術を受ける先生に、いったいどの先生について、その先生にどれくらいの日時と期間ついて勉強されたのかを、必ず質問してください。
これは最低条件であるということは、みなさんにもご理解していただけることと思います。
ご自分がお願いする先生に、優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達に毎日一緒に付いて最低でも2~3年の修行期間がない場合、その先生は礒谷療法(礒谷式力学療法)を十分には習得されていないと判断してよいでしょう。
この期間は、あくまでも優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達に就いて毎日修行し一緒にいた期間です。
例えば、礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達のところへ1週間に1回程度通って2~3年の修行期間を積んだというのでは修行の絶対量としては不十分です。
また、この2~3年というのは期間は、ご本人が開業されてからの期間ではありません。
あくまでも優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達に就いて身近に毎日いて修行した期間です。
礒谷療法師としての最低条件である、優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達について現場で毎日の臨床経験を2~3年間積むという修行期間を満たしていない先生は、残念ながら素人レベルの礒谷療法師であって、プロレベルの礒谷療法師とは言えません。
- 優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達とは誰のことを指すのでしょうか?
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どなたが優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達なのかということに関して、力学整体の代表・冨岡正喜氏によれば、まず第一に礒谷療法(礒谷式力学療法)の創始者である礒谷公良先生(故人)が挙げられます。
第二に、礒谷公良先生の高弟だった菊池秀男先生(音信不通・消息不明)と反中武雄先生(故人)のお名前が挙げられます。
第三に、冨岡正喜氏によれば、直接の面識はないものの、優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達として礒谷公良先生のご子息である埼玉県・新越谷の日本礒谷整骨院院長の礒谷良仁氏(2017年・70歳・引退・廃業)の名前が挙げられるとのことです。
冨岡氏が知っている優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達と呼べる人物は以上です。
それらの優れた礒谷療法(礒谷式力学療法)の先達に毎日付いて3年以上の修行を積んだ人物を紹介しておきます。
力学整体の代表・冨岡正喜氏は、高弟の菊池秀男先生と反中武雄先生のお二人の先生に就いて約5年間修行しています。
したがって、冨岡正喜氏の名前が挙げられます。
それから、高弟の菊池秀男先生に約3年付いて修行していた冨岡正喜氏の後輩の倉津充氏(故人)がいます。
冨岡氏が知っている礒谷療法(礒谷式力学療法)習得の最低条件を満たしている人物は以上です。
- 名人の弟子、必ずしも名人にあらずと聞きますが、すぐれた先達について修行してもその先生の技術が確かだという保証にはならないのではないでしょうか?
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それは、その通りです。
ですから、2~3年の修行期間というのも最低限必要な条件という意味で申し上げたつもりなのです。
それで、十分な条件が満たされているという意味で説明したのではありません。
礒谷療法(礒谷式力学療法)の技術を習得するうえで、本人の礒谷療法(礒谷式力学療法)の修行の体験と経験、人体や症状に対する観察力や考察力、手先や腕の器用さなどの個人の資質に負うところも大だからです。
それでも、礒谷式の手技は、あくまで職人的な技術ですので、独習ということが難しく、どうしても最低限のある一定期間はすぐれた先達について現場での経験を積み学ばなければ、学ぶことはできないし身に付きません。
その期間さえ満たしていない場合は、礒谷療法(礒谷式力学療法)を習得するために学ばなければならないことを十分に学んでおらず、最低限の必要とされる条件さえ満たしていないという意味で申し上げたのです。
おそらく、その期間さえ満たしていない場合でも、ご本人は学ぶべきことを知らないので(学ぶべき事が抜け落ちているので)、自分が何を学んでいるかさえ分からず、礒谷療法(礒谷式力学療法)で学ばなければならないことを学んでいないという自覚はないものと思われます。
プロの治療家に関するご質問【Q&A】
プロ(プロフェッショナル、玄人、職業として生計を立てている人)の治療家(治療師)、理学療法士、柔道整復師、あん摩・指圧・マッサージ師、鍼灸師(針灸師)、カイロプラクター(カイロプラクティック師)、整体師(整体士)、セラピスト(療法士、治療士)などからよくある質問とその回答です。
- 力学整体を教えていませんか?
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プロの治療家の方々から、力学整体こそ自分が求めていた理想の手技療法だという嬉しいご感想とともに、ぜひ力学整体を学びたいので講習会やセミナーなどを開催しているなら教えてほしいと熱意のこもったお問い合わせがあります。
しかし、現在のところ、そのような講習会やセミナーは開催しておりません。
というのも、力学整体は講習会やセミナーなどのような形式で理論ややり方(技術・テクニック)を教わるだけでは到底習得ができないからです。
最近は、講習会やセミナーだけでなくDVDなどのビデオ映像でも整体療法や手技療法を学べる環境が整ってきています。
力学整体でもそのような勉強会や媒体でも教えることができるのであれば良いのですが、残念ながらそのような学習方法では力学整体を学んでいただくことはできないのです。
力学整体を体得するには、優れた力学整体師に師事して、その力学整体師と一緒に毎日現場に出て目で見て耳で聞いて現場で経験を積むと同時に、自分も力学整体を修行しながら体験を積んでいくという方法でしか、力学整体を学ぶことができないからです。
力学整体の専門家であるプロの力学整体師になるには10,000時間の修行時間が必要です。
1日8時間×5日=40時間 週合計 40時間
10,000時間÷40時間=250週間 ≒ 約5年
それだけでなく、力学整体を学んでいただくには、人間としての人格も求められます。
プロの治療家であれば、誰でも力学整体を教えられるわけでないという内容もあります。
力学整体師になるには非常に厳しい条件がありますので、現在のところ力学整体研究所では一般のプロの治療家には力学整体を学習できる機会を提供しておりません。