力学整体施術(矯正治療)の流れ
兵庫県赤穂市の力学整体研究所です。
このカテゴリでは、力学整体研究所の施術室で行われている整体施術の内容(整体手技・矯正治療)の流れについてフローチャート(流れ図)形式で解説しています。
このカテゴリのコンテンツを読めば、力学整体の整体施術の内容(整体手技・矯正治療)の流れを知ることができます。
力学整体の整体施術の内容(整体手技・矯正治療)の流れは、臥位から始まり座位を経て立位という重力を踏まえた段階的で自然な順序・順番になっています。
力学整体の理論を理解し納得できれば、後は実際に力学整体の修行を実践することです。
ただし、力学整体は絶対に自分ひとりで行わないようにしてください。
必ず力学整体の専門家である先達の力学整体師に付いて行うようにしてください。
力学整体は一見単純で簡単なように見えますが、実は微妙で複雑な面があり非常に奥が深いので、力学整体の専門家以外の素人(他のプロの治療家も含めて)が自分ひとりだけで行うことはできません。
したがって、ここでは整体施術(矯正治療)の具体的な内容がわかる写真や図解(イラスト)はあえて掲載を控えさせております。
素人の方が写真や図解(イラスト)を参考に力学整体のやり方や方法を真似をされることのないように配慮しているためです。
本来なら整体施術(矯正治療)の具体的な内容がわかる写真や図解(イラスト)を掲載したほうが訪問者やユーザーの方にはどんなことをするのかが分かり安心していただけるものだとは思います。
しかし、公開することの弊害のほうが大きいことを勘案すればやむを得ないことと考えております。
素人の方が力学整体の源流だからといって礒谷療法(礒谷式力学療法)に関する書籍や本、雑誌などで、自宅矯正法や日常動作による矯正法の写真や図解(イラスト)を見たり、やり方や方法の解説や説明を読んで、自分で勝手にその真似をして自己流で矯正法を行うのは危険性を伴いますので絶対に自分で実施しないようにしてください。
力学整体と礒谷療法(礒谷式力学療法)は似ているようですが、その発想法の違いから矯正法のやり方や方法が異なっています。
万が一、力学整体の専門家である先達の力学整体師に付かないで、自分一人で力学整体と礒谷療法(礒谷式力学療法)を実施して悪化したとしても当方は一切責任を負いません。
臥位
この姿勢(体位)は重力との関係で検査・施術を受ける本人(被施術者)がリラックスしやすいので、身体の緊張が少なく体(筋肉系)が緊張していないぶん矯正施術が行いやすいため、力学整体ではまずはこの体勢からはじめます。
事前報告
前回の施術後から体調や症状に変化があれば、会員は施術を受ける前に必ず経過報告を自己申告します。
体調や症状の変化の内容によれば、それに応じて操法や矯正法で角度を調節することになるのでこの事前報告は非常に重要です。
股関節検査法
初回の検査や、定期的な検査、臨時の検査などの詳しい各種検査とは異なり、施術前に毎回行われる通常検査は股関節部で大腿骨の内旋・外旋の転位度を検査する関節と筋肉の簡易検査です。
股関節操法
事前報告と検査に基づいて、股関節部で転位(ずれ・ズレ)した大腿骨を正常な最適角度に矯正・整復し、移動した筋肉を元の位置に復元します。
股関節調整法
股関節部で整復した大腿骨の角度を調節しながら、骨盤の歪みを骨盤矯正し、背骨(脊柱)など骨格系のゆがみを矯正し、筋収縮(自律収縮・短縮・拘縮)している筋肉系を伸展させて、身体のバランスを修復・回復させていきます。
股関節・骨盤・脊柱の調整と広背筋・脊柱起立筋・腰方形筋など背面の筋肉系をゆるめます。
股関節検査法
股関節操法と股関節調整法による施術後の股関節部で大腿骨の内旋・外旋の整復度を確認(チェック)するため再検査します。
体縮修正法
骨格系のゆがみを解消した後、体内で筋収縮(自律収縮・短縮・拘縮)している筋肉系を股関節部を中心に脚部を伸張させ、それを脳神経系のネットワークと筋肉系の連動作用によって全体に波及させ、全身で縮んでいコリ状態になっている筋肉系(筋収縮・自律収縮・硬縮・短縮・拘縮)をほぐしていきます。
大腰筋・大腿四頭筋・縫工筋・大腿筋膜張筋を中心に全身の筋肉系をゆるめます。
肩関節操法
肩関節の転位(ずれ・ズレ)が原因となる頭部・頸部・胸部・腕部の症状がある場合に肩関節部で上腕骨の角度を矯正・整復する補助施術です。
体縮調整法
背骨(脊柱)の生理的な弯曲を回復させ、全身の緊張している筋肉系をゆるめていきます。
大腰筋・腰方形筋など腰周辺の腹部と腰部の筋肉を中心に全身の筋肉系をゆるめます。
休憩
休息によって矯正による緊張から解放し、身心をリラックスさせながら、神経のネットワークに作用させて、筋バランスが回復するのを待ちます。
緊張状態から弛緩状態への落差と差異によりゆるませます。
頸部調整法
休憩中の時間を活用して、頸椎の矯正と首周辺の頸部の筋肉をゆるめます。
座位
臥位から、次にリラックスできる楽な姿勢の座位に移ります。
重力の影響は座位にも及びますから、座位による矯正は重要です。
上部体縮調整法
座位による背骨(脊柱)の弯曲度を矯正・回復させながら、同時に肩関節周囲部と胸郭部を矯正し、重力との関係で神経ネットワークが作用して、座位による身体のバランスが回復するのを待ちます。
大胸筋など胸部周辺と肩周辺と肩甲骨周辺の筋肉をゆるめます。
立位
力学整体では、立位の姿勢での矯正を最も重視しています。
重力の場で、直立姿勢の状態のままで身体のバランスを保持できてこそ整体だと考えるからです。
体癖修正運動
立位で体癖を矯正するための簡単な運動を行います。
体には悪い癖がついているので、それを直さないとまた元の悪い身体のゆがみに戻ってしまいます。
脚を中心とした筋肉系を収縮させる運動を反復継続して、全身に連動させ悪い癖を取っていきます。
矯正された状態が全体に波及するのを待って、今度は身体のバランスがとれた新しい良い癖をつくります。
良い癖ができて体になじむと、直立した姿勢でも身体のバランスがとれた状態を維持できるようになります。
大腰筋・大腿四頭筋・縫工筋・大腿筋膜張筋・大臀筋・中臀筋といった臀部(お尻)の筋肉やハムストリング・下腿三頭筋といった脚の後ろ側の筋肉をゆるめ、脳神経のネットワークと筋肉系の連動作用を通じて身体の筋肉に波及させ全身をゆるめるます。
体癖修正運動は、重力場の中で反応している身体が重力に応じきれなくなって生理重力線から逸脱したとき、脳神経系が非生理状態を感知し自動修復していく作用を活用する運動法です。
施術時間
座位の上部体縮調整法までの時間は会員の皆さん全員が共通で、所要時間は約45分です。
立位の体癖修正運動は会員によって回数と時間に個人差があります。
ご本人がどれだけやるかによってかかる時間は変わってきます。
普通の場合でしたら20分~30分くらい、短い場合は5分~10分、長い倍だと1時間~2時間になります。
ここまでの所要時間は1時間5分~1時間15分くらいです。
平均的な所要時間は約1時間30分です。