自己整体【セルフケア・疾病対策】日常生活編
兵庫県赤穂市の力学整体研究所です。
こちらのページでは、日常生活において力学整体にもとづく自宅(家庭)で自分でできるの自己整体によるセルフケア(自己対策法)を説明しています。
日常生活編
○疾病の根底には生活習慣動作
私たちは日常生活の中で無意識にいろいろな動作を行っています。
ほとんどの人には日常生活の動作に片寄った癖があります。
癖になっている習慣動作というのは、本人がやりやすい楽な動作です。
では、なぜその動作が楽でやりやすいのでしょうか。
それは、すでに体内で体縮が発生していて、体癖があるからです。
体癖のある方向へ身体を動かすと動かしやすいし楽なのです。
本人が楽でやりやすいのでいつも同じ動作を繰り返します。
しかも、生まれてから毎日、朝から晩まで反復継続して片寄った動作を行っています。
そのため、日常の生活習慣動作が体縮と体癖を悪化させる大きな原因になっています。
結論:健康を考える上で、日常の生活習慣動作が健康に及ぼす影響を無視することはできません。
○矯正治療の維持の問題
力学整体の矯正治療をすると、身体が正常に近い状態になります。
しかし、これで体縮や体癖が治ったということではありません。
単に、一時的に体縮が改善しただけのことです。
力学整体でせっかく矯正治療をしても、まだ体癖が残っている場合、間違った生活習慣動作を行うと、矯正前の元の状態に戻ってしまいます。
そうすると、ほとんどの人はまた矯正治療を受けようと考えます。
確かに、また矯正治療を受ければよくなるでしょう。
しかし、生活習慣動作を見直さずに以前と同じ動作を繰り返すと、また矯正治療前の悪い状態に戻ってしまいます。
これでは、いつがたっても同じことの繰り返しになってしまいます。
生活習慣動作に原因があるのに、矯正治療だけで体縮や体癖を解消しようとしても無理があります。
生活習慣動作に問題があるのを無視して、矯正治療を受けることのみで体縮や体癖を解消しようとすれば、矯正治療を受け続けなければならないことになってしまいます。
大本の原因は生活習慣動作にあるのですから、習慣動作を改善すれば、矯正治療前の元の状態に戻って、また矯正治療を受けなければならないということも減少していきます。
ですから、力学整体では生活習慣動作を見直すことが最優先の課題ということになります。
生活習慣動作を改善して、現在より悪化しないようにすることが重要です。
矯正治療を受けるのはそれからということになります。
目先の治療ということばかりにとらわれていては、根本的に体縮や体癖を解消することはできません。
体縮が元に戻らなくなった体癖というのは慢性化しています。
慢性化した体癖を治療だけで修正しようとしても難しいのです。
急性で体縮を起こした場合は、比較的体縮を解消しやすいです。
しかし、体縮が慢性になった体癖というのは、矯正治療を受けても必ずまた元に戻ってしまいます。
生活習慣動作に問題があるのに、生活習慣動作のほうを改善しないからです。
このような場合、何年矯正治療に通ってもなかなか改善がみられません。
矯正治療でいくら正常な状態にしても、自分の間違った生活習慣動作で元に戻しているのですから無理もないのです。
本気で体縮と体癖を解消したければ、生活習慣動作という根本のほうから正さなければなりません。
本人だけが生活習慣動作を行えるのですから、体縮と体癖を解消するのは本人以外にありえないなのです。
矯正治療を受けて体縮と体癖が解消されたら、生活習慣動作を実行して、なるべく矯正した状態を維持していただきたいのです。
結論:自分の体癖に合った日常動作による矯正法を実行します。
○睡眠時の姿勢の問題
ほとんどの人は寝ている時の姿勢に癖があります。寝ている時は無意識に同じ姿勢をしています。
同じ姿勢になるというのは、本人がその姿勢が楽だからです。
その姿勢が楽だというのは、すでに体内で体縮が発生していて、体癖があるからです。
体癖のある方向へ姿勢をとると楽なのです。
本人が楽なのでいつも同じ姿勢を繰り返します。
そして、その姿勢のため体縮と体癖を悪化させています。
しかも、寝ている時間というのは長いです。
8時間寝ているとすると1日のうち3分の1も寝ていることになります。
それだけ長い時間にわたって寝ているのですから、健康を考える上で、睡眠時の姿勢が健康に及ぼす影響を無視することはできません。
また、力学整体でせっかく矯正しても、まだ体縮と体癖が残っている場合、以前と同じ姿勢になってしまい、矯正前の元の状態に戻ってしまいます。
矯正した状態を維持するためには元に戻らないような姿勢をとる必要があります。
矯正を考える上で睡眠時の姿勢は重要です。
結論:睡眠中には両脚を紐で縛った状態で寝ます。
○姿勢の問題
一般に健康に良いとされている「きをつけ」の良い姿勢は本当に身体にとって良い姿勢なのでしょうか?
実は無理に良い姿勢をとろうとすると体内で筋肉は縮むのです。
人体は重力が働く場所で身体のバランスをとるために体内の筋肉を縮めて、首や背骨を曲げたりして微調整をしながら身体の平衡を保っているのです。
結論:無理に「きをつけ」の良い姿勢をとろうとするのではなく、「きをつけ」の姿勢が楽な姿勢であるような身体になることです。
○身体の使い方
なぜ体を痛めてばかりいるのか?
結論:それは身体の使い方が悪いからです。
ではどうしたらいいかと言うと、自分の現在の体癖を知っておくことです。
自分の体癖がわかれば、自分の体癖に応じた身体の使い方がわかります。
これはすべての動作に共通する前提です。