症例10「椎間板ヘルニア・坐骨神経痛」
[兵庫県] [40代] [男性]
主訴
椎間板ヘルニア
坐骨神経痛
現病歴
20代から、椎間板ヘルニアになっており、左脚に坐骨神経痛も併発していた。
20年近くを腰痛のために悩まされており、その激しい痛みのため余儀なく転職をせざるを得なかったという経験もされていた。
治療歴
電気、ハリ、牽引
検査
左脚が長く、左の股関節が前方転位していた。
これは、症状とも一致している。
右短縮(右半身の体縮)もあった。
脚型
L型
経過
【初回】
座布団は、痛みがあるため10枚にもなった。
体癖修正運動は、30回。
【2回目】
1週間後に来所。
経過記録には、ご本人が直接「痛みが少しひいた」と記入されている。
たった1回の施術と矯正で、効果が出たようだ。
体癖修正運動、300回。
【3回目】
1週間後に来所。
経過記録には、ご本人が直接「脚のしびれ(痺れ・シビレ)がとれてきた」と記入されている。
通常より、かなり早く効果が出て来ている。
座布団9枚、体癖修正運動600回。
【4回目】
2週間後に来所。
経過記録には、ご本人が直接「体癖修正運動が楽にできるようになった」と記入されている。
座布団8枚、体癖修正運動は700回。
【5回目】
ほぼ1カ月後に来所。
経過記録には、ご本人が直接「仕事中の痛みが減った」と記入されている。
座布団7枚、体癖修正運動1000回。
以後の来所なし。
当所に来る前に、会社の上司と相談されて、まず試しに本人が行ってみて、それを見てよかったら上司も行くということだったらしい。
その後、上司の方も来所されたので、そのことが分かった。
上司のお話によると、当所に来られる前は、痛みのため帰らせてくれと会社を早退することも多く、仕事もへッピり腰でやられていたようである。
ところが、いまでは早退することもなく、仕事もちゃんとした姿勢でするようになって、本人はピンピンしているということであった。
20年間も悩まされ続けて来た腰痛が、こんなにあっけなく簡単に治癒したのである。
短期間であっけなく治ってしまったことに対して、ご本人からは「20年間のあの苦しみは何だったのか」という言葉をつぶやかれたのを覚えている。
何年も経過した後、1度来所される。
お祭りで御神輿を担いだところ、腰を痛めたということであった。
そのお陰で、その後の経過をお聞きすることができた。
ご本人によれば、その後はまったく腰痛はなかったということであった。
今回、1度の施術で腰が良くならなければ近いうちにまた来所するように指示しておいたが、その後の再来所がないことから、今回は1度の施術で腰は良くなったものと考えられる。