症例9「腰痛・椎間板ヘルニア」
[岡山県] [20代] [男性]
主訴
腰痛
椎間板ヘルニア
現病歴
長年、ウェイト・トレーニングで鍛えているため、いわゆるボディ・ビルダーのようにがっしりした筋肉隆々の体型であったが、それでも腰痛に悩まされておられた。
このことをもってしても、筋肉を鍛えることと、筋肉のバランスを整えることとは、まったく次元の異なることであることが分かる。
しかし、さすがにトレーニングをされているせいか、きちんと力学整体の理論を理解されるのは早かった。
治療歴
整体
検査
左脚が長く、左股関節が前方転位していた。
脚型
L型
経過
【初回】
トレーニングをされているので、座布団は6枚から始めたのだが、5分間のうち最後のほうになって腰がきつかったようだ。
体癖修正運動は、20回。
【2回目】
4日後に来所。
結局、座布団は無理のないように8枚に増やすことになった。
体癖修正運動、300回。
【3回目】
前回から、2週間の期間が空く。
風邪(かぜ・カゼ)で熱があるということなので、LO型に変更して股関節操法をする。
体癖修正運動、500回。
【4回目】
前回から3カ月以上の期間が空いているが、特に問題はなく、体の点検・整理のため来所される。
L型に戻して、股関節操法。
座布団は、7枚になる。体癖修正運動は、500回。
【5回目】
前回から1カ月後に来所。
体癖修正運動中に、右臀部の上部と右下腿のふくらはぎの外側寄りに痛みがあるというので、LO型に変更する。
体癖修正運動、500回。
【6回目】
前回から、10日後に来所。
まだ、痛みが若干残っているとのことである。
体癖修正運動、400回。
【7回目】
前回から、1週間後に来所。
痛みはなくなったようである。
体癖修正運動、360回。
【8回目】
約2週間後に来所。
今回より、体癖修正運動が増えて1500回になる。
完全に良くなったようだ。
【9回目】
1週間後に来所。
良くなっても、念のために来所される。
座布団6枚、体癖修正運動、1500回。
【10回目】
2週間後に来所。
特に問題なし。
座布団5枚、体癖修正運動2200回。
【11回目】
2週間後に来所。
特に問題なし。
ただし、座布団を4枚にしたところ、途中で苦しくなって5枚に戻した。どうやら、この辺が限界のようだ。筋肉を鍛えているため、筋肉に張力があり、そのため筋肉が伸びにくく柔軟性が損なわれているようである。
体癖修正運動、1600回。
【12回目】
すっかり良くなったので、前回から2カ月の期間を空けて来所。
風邪(かぜ・カゼ)を引いているということだったが、LOS型には変更せず。
前回から期間が空いてので、座布団は6枚になった。体癖修正運動、1600回。
【13回目】
前回から、約1カ月月後に来所。
スポーツ競技に参加するための練習で、右の股関節がおかしくなり、来所される。
座布団6枚、体癖修正運動15分。
【14回目】
1週間後に来所。
右の股関節は良くなっていたが、スポーツ競技の試合が明日のため、ベストな体調で臨みたいということで、コンディションの調整のため来所される。