症例8「頭痛」
[兵庫県] [20代] [男性]
主訴
頭痛
現病歴
数年前から時々頭痛がすることがあったが、だんだんひどくなってきて、ここ1ヶ月は毎日のように頭痛が続いている。
そのため、仕事にも差し障りが出るようになっていた。
頭痛のほかに、肩こりと腰痛があった。
治療歴
接骨院(整骨院)へ行ったり、マッサージ院であん摩・指圧・マッサージ師にマッサージを受けたりしていた。
検査
左脚が長く、前方転位していた。
肩こりは、左肩こりがひどいので、礒谷療法(礒谷式力学療法)の旧理論では、右脚の症状のほうが強いということになり、普通であれば、LO型かRO型となるはずである。
しかし、右短縮(右半身の体縮)を起こしており、それとは釣り合いを取る関係で、反対側の首周辺の筋肉が収縮しているものと考えられた。
脚型
L型
経過
【初回】
治療歴にある通り、いろいろ治療を受けられていたようだが、あまり効果がなかったようで、当研究所で腰痛がよくなった知人の紹介で来所されたものである。
頭痛のせいで、かなり辛そうだった。
疲れやすいということであった。
座布団10枚、体癖修正運動30回。
【2回目】
たった1回の矯正で、頭痛が軽くなったという。
これには、驚いた。
こんなに早く効果が現れるなどと思ってもいなかったからである。
座布団10枚、体癖修正運動10回。
【3回目】
座布団9枚、体癖修正運動200回。
以後、来所なし。
今回は、頭痛とはいえ、良くなるのが早かった。
これほどまで、効果が出ることがあるとは思いもよらないことであった。