アルボムッレ・スマナサーラ関連本
- アルボムッレ・スマナサーラ (著) 『人生はゲームです―ブッダが教える幸せの設計図』 (大法輪閣)
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おすすめ度:★★★★★
てるさんが読んで面白かったからということで、それを私に譲ってくれたのが本書です。
私も新聞広告で本書の存在を知っていたし、広告を見たとき書名から気になる本でした。
しかし、タイトルからある程度内容を推測できるような気がしたので、自分で購入するところまでは至りませんでした。
ところが、せっかくてるさんに譲ってもらったので読み始めてみると驚きました。
というのも、本書では人間が生きるということを刺激という観点から考察していたからです。
私は、すでに治療ということを刺激という観点から考察していたのです。
刺激と治療を結びつけて考えた私も、刺激と人生とを結びつけて考えるということには気がつきませんでした。
著者の着眼には脱帽だと思いました。
生きるということと刺激とを関係づけて文章を展開する本書の内容は明快であり、非常に面白く読むことができます。
人間の生命活動は刺激を求めるという単純な活動であり、人は一生を通じて刺激を求めるゲームを演じているに過ぎないとしています。
そこには意味などありません。
まさに人生の本質を言い当てています。
本書の最後のほうで宗教的な内容が書かれているので読者によっては若干の違和感をおぼえるかもしれません。
著者はスリランカ仏教界の長老であり、その立場で書かれたものだからです。
しかし、そこの部分は割愛しても、本書で書かれている内容は読む価値があると思います。
その意味で、本書を譲ってくれたてるさんには感謝したいです。
本書を読めば、生きるということはこういうことだったのかと、生きることを気軽に受け入れられ、心が楽になれるでしょう。
人生を深刻に考えている人にはおすすめです。
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