人生(人生観・人生論・人生の意義・人生の意味・生きがい)関連本
- 井上 洋治 (著) 『人はなぜ生きるか』 (講談社)
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おすすめ度:★★★★★
本書は、東京・神田の古本屋街を回っていたら偶然見つけたものです。
遠藤周作氏の本を読んでいると、著者の井上洋治神父のことが紹介されていたので、井上洋治神父のことは気になる存在でした。
その井上洋治氏が書いた本であり、「人はなぜ生きるか」という書名だったので買って読んでみることにしました。
本書は著者が行った講演を集めた講演集になっています。
最初の講演は「宗教のこころ」という演題で、最初の章は「人生で一番大切なこと」というタイトルでした。
その時、「人生で一番大切なこと」という問題に解答などがあるのだろうかと思いました。
人生で一番大切なことは、それぞれの人によって違うのではないか。
おそらく「愛」と答える人が多いかもしれないと思いました。
それと同時に、私は真理とは何かというふうに考えたことはあっても、本書を読むまで「人生で一番大切なこと」など考えたこともなかったことに気づかされました。
読み始めると、私はすぐに驚かされました。
いきなり「人生で一番大切なこと」が書かれてあったからです。
それも、納得できる解答でした。
結論を言えば、井上洋治氏の言う「人生で一番大切なこと」と「自己受容」ということになるのですが、それよりももっと奧が深くしかもそれを非常にわかりやすいかたちで教えてくれているのです。
私はあまりに見事な解答に唸ってしまいました。
そして、誰もが本書に書かれてある「人生で一番大切なこと」を知っておいたほうがいいと思いました。
そうすれば、自分の人生を受け入れることができるのではないかと思ったからです。
本書に出会わなければ、私は「人生で一番大切なこと」を考えもせず生涯を終えたかもしれません。
そいう意味で、本書は私にとって最も重要な本の一冊になっています。
もし、あなたが「人生で一番大切なこと」を知らなければ、そして、あなたが「人生で一番大切なこと」を知りたければ、ぜひ本書を読んでいただきたいと思います。
きっと本書は、あなたにとって貴重な一書になるでしょう。
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- アルボムッレ・スマナサーラ (著) 『人生はゲームです―ブッダが教える幸せの設計図』 (大法輪閣)
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おすすめ度:★★★★★
てるさんが読んで面白かったからということで、それを私に譲ってくれたのが本書です。
私も新聞広告で本書の存在を知っていたし、広告を見たとき書名から気になる本でした。
しかし、タイトルからある程度内容を推測できるような気がしたので、自分で購入するところまでは至りませんでした。
ところが、せっかくてるさんに譲ってもらったので読み始めてみると驚きました。
というのも、本書では人間が生きるということを刺激という観点から考察していたからです。
私は、すでに治療ということを刺激という観点から考察していたのです。
刺激と治療を結びつけて考えた私も、刺激と人生とを結びつけて考えるということには気がつきませんでした。
著者の着眼には脱帽だと思いました。
生きるということと刺激とを関係づけて文章を展開する本書の内容は明快であり、非常に面白く読むことができます。
人間の生命活動は刺激を求めるという単純な活動であり、人は一生を通じて刺激を求めるゲームを演じているに過ぎないとしています。
そこには意味などありません。
まさに人生の本質を言い当てています。
本書の最後のほうで宗教的な内容が書かれているので読者によっては若干の違和感をおぼえるかもしれません。
著者はスリランカ仏教界の長老であり、その立場で書かれたものだからです。
しかし、そこの部分は割愛しても、本書で書かれている内容は読む価値があると思います。
その意味で、本書を譲ってくれたてるさんには感謝したいです。
本書を読めば、生きるということはこういうことだったのかと、生きることを気軽に受け入れられ、心が楽になれるでしょう。
人生を深刻に考えている人にはおすすめです。
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