死生観・死生学関連本
- 大津 秀一 (著) 『死ぬときに後悔すること25』(致知出版社) / 大津 秀一 (著) 『死ぬときに後悔すること25』(新潮社、新潮文庫)
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おすすめ度:★★★★
本書は、緩和医療医として終末期患者の診療に従事している終末期医療に関して、死を間近に迎えた終末期の患者がどのようなことで後悔しているのか著者が経験した内容を分類し、患者の中で共通して多い後悔を抽出してまとめ解説を加えたものです。
死に臨んだ人間がどのようなことを後悔しているかを知ることは、生きている人間にとっても自分がなるべく後悔の少ない人生を送るためには知っておきたいことです。
医療によって死がほぼ独占されて、身近な人の死以外は死から遠ざけられている現状では、死に行く人がどのようなことを考えるのか知り得る機会は少ないです。
そういう意味で、本書の存在意義は大きいと言えます。
25の後悔を一つずつ確認していくと、なるほどと思えるものが多いです。
私は25の内容を全部果たせないとは思いますが、自分もこういうことを気をつけてなるべく後悔のないように生きようとも思えてきます。
これからも、折りにつけ、忘れた頃に25の後悔を確認してゆきたいと思います。
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- 中村 仁一 (著) 『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(幻冬舎、幻冬舎新書)
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おすすめ度:★★★★
現代の私がたちが死ぬ場合にはそのほとんどが「医療死」が中心になっています。
しかし、「医療死」は死ぬ時が来た人間を治療という名目で無理矢理に死を遅らせようとしています。
それが却って私たちを穏やかで安楽な死から遠ざけていることになっています。
私たちには「自然死」という道も残されています。
それは医療による治療や処置を拒否し死を迎えるという方法です。
本書は、医療が介入することで死から遠ざけられている現代の私たちにもう一度自分の死を考える契機を与えてくれています。
私は自分の死を漠然としか考えておらず、どのような死に方を迎えるかなど考えていませんでした。
本書を読み進むうちに中村仁一の死生観の共感を覚えるようになりました。
私もできれば医療死よりも自然死を選びたいと思えるようになりました。
ただ、自然死を貫くには覚悟と自己責任が必要なことを感じました。
それと準備も。
死は誰にでも訪れる避けられないものである以上、自分の死を考えておくためにも本書で提起されているような死に方と生き方を知っておく必要があると思います。
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