礒谷療法(礒谷式力学療法)関連本
- 礒谷 公良 著 『奇跡の礒谷療法 -自然治癒力を回復する』(ノン・ブック / 祥伝社)
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おすすめ度:★★★★★
力学整体の指定教科書(必読書)です。
礒谷療法(礒谷式力学療法)の創始者・礒谷公良氏による一般読者向けの入門書です。
礒谷療法(礒谷式力学療法)の理論を発見し、施術の技術を開発した礒谷公良氏が礒谷療法(礒谷式力学療法)について最もわかりやすく説明してある解説本です。
私の礒谷療法(礒谷式力学療法)との出会いもこの本からでした。この本を読んだときの感動は、いまでも忘れません。当時、私が疑問に思っていたことに対する回答が明快な形で提示されていたからです。現在でも、礒谷療法(礒谷式力学療法)を理解するのには一番よい本だと思います。
また、力学整体を理解するには、この本を必ず読んでいただく必要があります。力学整体の理論は、この本に書かれてある知識が前提となっているからです。
他に出版されている礒谷療法関連の本は、礒谷公良氏の著書を焼き直しているだけなので本書の内容とほとんど同じです。
したがって、一般読者の場合は、本書だけ読めば十分ですので、必ず読んでおくようにしてください。
現在、絶版になっているため書店で入手できませんが、礒谷公良氏の本の中で一般の読者が唯一入手できる可能性のある本です。
アマゾンでは中古本の購入が可能のようです。
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- 礒谷 圭秀 著 『股関節転位を治す全人類の健康法』(現代書林)
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おすすめ度:★★★
礒谷公良氏の長女・礒谷圭秀(俊子)院長によって書かれた、最も新しい礒谷療法に関する本です。
人間の体で最も大切なのは股関節であり、股関節の歪みからくる脚の長短を知ることで、将来起こりうる病気を予測し、予防することができるという礒谷療法の理論を解説しています。
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- 礒谷 圭秀 著 『疾病の根元は股関節角度のアンバランス!-歴史と実績が証明する礒谷療法の効果』(現代書林)
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おすすめ度:★★★
礒谷療法東京総本部を継がれた礒谷公良氏の長女・礒谷圭秀(俊子)院長によって書かれた本です。
体の異常は股関節から始まり、人体の基本である脚の長さをそろえることで、先天的抵抗力を発揮できることが書かれてあります。
左右のうちどちらの脚が長いかを測る方法や、自分でできる矯正方法などを紹介しています。また、礒谷療法体験談も収録してあります。
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- 礒谷 良仁 著 『礒谷療法の真髄 礒谷式猫背矯正法―肩こり・頭痛・腰痛・疲れ易い体質を治す』(健友館)
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おすすめ度:★★
埼玉で礒谷整骨院を開いている礒谷公良氏の長男である礒谷良仁氏が書かれた本です。
私は直接の面識はないものの、礒谷良仁氏は、現在最も信頼できる礒谷療法師ではないかと思われます。
現代医学の盲点を衝いた革命的・独創的な治療法である礒谷療法(礒谷式力学療法)について紹介しています。
左右脚の不均衡により骨盤が歪み、脊柱の生理的な弯曲度を失調させて、ほとんどの疾病を発症させる原因となっています。
も使わず、手術もせず、自分の健康を管理する画期的な保健法です。
礒谷式力学療法の創始者である礒谷公良氏のご子息が礒谷療法に関する本を出されたので読んでみることにした。
まず礒谷療法(礒谷式力学療法)について予備知識のある私が読んでも本書は読みにくかったです。書かれてる内容にまとまりがなく、文章の全体が理解しやすいように順序立てて書かれていないためでしょう。もう少しわかりやすいように文章が書かれてあるといいと思いました。
礒谷療法(礒谷式力学療法)に関しては、礒谷公良氏が書かれてある内容とほとんど同じですが、礒谷良仁氏自身の考えもあります。
礒谷良仁氏は、骨が先か筋肉が先かという問題で、どちらが先とは言えないがと断り書きをしながらも、骨が先であると書かれておられます。この点に関しては、私の見解とは異なっています。
また、礒谷良仁氏は「礒谷式猫背矯正法」と書名にもなっているように、猫背がいろいろな症状の原因だと考えているようです。この点に関しても、私の見解とは異なっています。本書を読む限りでは、いろいろな症状の根本原因は猫背であり、猫背になる原因には股関節の転位があるとと考えておられるようです。ですから、猫背を治せばいろいろな症状もよくなると説明されています。これは、礒谷公良氏が股関節の転位を根本原因とした礒谷療法の基本的な考え方を修正していると言えるでしょう。そのため、礒谷公良氏が指摘した礒谷療法(礒谷式力学療法)の要諦である股関節転位という最重要事項の焦点がぼやけてしまっているように思われました。
もし、礒谷良仁氏が言うように、猫背が本当にいろいろな症状の原因であるならば、猫背でない人はそうした症状をもっていない健康な人ということになるが、猫背でなくてもいろいろな症状をもっている人はいるのではないでしょうか。
また、礒谷良仁氏は、猫背の直接の原因として腰椎部の後湾をあげておられますが、腰椎部が過前湾している人でも猫背の人はいるのではないでしょうか。そうすると、腰椎部の後湾が猫背の原因と考えてしまった場合、腰痛部が前湾していてかつ猫背の人の説明ができません。つまり、猫背の原因を後湾とした理論が間違っているということにならないでしょうか。
本書では、上記の疑問点について説明がないため、礒谷良仁氏の考えはわかりません。一般の読者向けに書かれてものなので、理論的な問題は置いておいて、あえて一般の人でもわかりやすい猫背という体型を中心に説明されたものなのかもしれません。
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- 山本浩一朗 (著) 『腰痛は心の叫びである』(サンマーク出版)
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おすすめ度:★★★★
本書は、東京・池袋のバランス力学整体院院長である山本浩一朗氏による心身症の一症状である腰痛に焦点を当てその原因と対策について書かれたものです。
私が本書を読むきっかけになったのは、本書を読んで、本書の中で紹介されていた「礒谷療法(礒谷式力学療法)」に興味を持たれた方が「礒谷療法(礒谷式力学療法)」の本を探し、図書館で礒谷 圭秀 (著) 『子どもの自然治癒力を育む本―自宅でできる「礒谷式力学療法」実践講座』(芸文社)という本を見つけ、その本の中に私が掲載されているのを見て力学整体研究所のほうへ来所されたからです。
本書の帯には「読んで、腰を抜かさないでください。」と書かれていますが、私にとって本書の内容はほとんど既知のものばかりだったので特に目新しい情報はありませんでした。
ただ、心理的なストレス(特に我慢)が腰痛の原因になることがあるということを知らない方にとっては帯の言葉通りの印象を受けるかもしれません。
本書は心理的なストレスが原因で腰痛になることがあるのだということを一般読者にも理解しやすいようにわかりやすいかたちで書かれています。
本書を読めば、これまで腰痛は腰が悪いのだと思い込んでいた人でもひょっとすると自分の腰痛も何らかの心理的な要因があるのかもしれないと振り返れるようになれるかもしれません。
山本浩一朗氏はそれを「認識療法」(知ることで治る)と呼んでいます。
本書の中で私が興味を持ったのは心身症の具体的な対策として紹介してある「セルフカウンセリング」と「寝る前の習慣と魔法の言葉」です。
山本浩一朗氏のバランス力学整体院院では2~3カ月の基本的な心理的プログラムとして、
①目標の設定(よくなる準備)
②呼吸の指導(三・六・九呼吸法)
③表情の指導
④言葉の指導
⑤認識療法(腰痛になる仕組みを理解する)
⑥セルフカウンセリング(自分で腰痛の原因を知る)
⑦セルフセラピー(自分で腰痛を治す)
というような流れになっているようです。本書ではこの心理的プログラムの内容をかなり公開してくださっているのではないかと思います。
整体院でこのような心理療法を行っているところは稀だと思います。
そういう意味で山本浩一朗氏の取り組みは治療業界において独自性があると言えます。
また、数ある整体院の中でそのような取り組みを行っているてバランス力学整体院には存在意義があると思います。
ただ、バランス力学整体院院ではメインのプログラムは股関節のゆがみを矯正する「礒谷療法(礒谷式力学療法)」の理論をベースに置いているようです。
さらに、カウンセリングや、整体の効果を維持するエクササイズ(礒谷式力学療法の自宅矯正法)、姿勢や歩き方の指導(礒谷式力学療法の日常動作による矯正法)などのアプローチをしておられるとのことです。
バランス力学整体院院のメインプログラムが礒谷療法(礒谷式力学療法)であるということは山本浩一朗氏自身は腰痛の主要な原因は股関節のゆがみにあると考えておられるのかもしれません。
というのも、山本浩一朗氏ご自身は、20代後半から頭痛、肩こり、右肩が上がったままの状態、首・肩の痛み、右腕のしびれ(指に力が入らない)などの症状に悩んでおられ、病院、整体、カイロプラクティック、整骨、針灸、マッサージ、気功などへ行き一時的な効果があったものの根本的な治療には結びつかなかったということです。
それが、友人の紹介で「礒谷療法(礒谷式力学療法)」という療法に出逢ったというのです。
治療の結果、たった1回の施術で完全に肩が下がり、およそ1カ月後にはしびれが取れ痛みも軽くなり、そして三カ月後にはほぼ痛みがない状態にまでなり、長年の悩みだった症状が改善したという経験をお持ちのようです。
山本浩一朗氏がご自身のバランス力学整体院でプログラムにメインに「礒谷療法(礒谷式力学療法)」の施術を当てていることには理由があるのも理解できます。
本書では、腰痛の9割以上が原因不明であるとしながらも、そのうちの何割が心理的な原因によるものと考えているのか明らかにされていません。
本書を読む限り、原因不明の9割の腰痛のうちほとんど10割が心理的な原因によるものとしているように解釈できてしまいます。
しかし、山本浩一朗氏のバランス力学整体院院では腰痛患者に対して心理的プログラムだけで対応しているのではなく礒谷療法(礒谷式力学療法)という手技療法をプログラムのメインとしていることは心理的原因説に矛盾してしまいます。
であるならば、山本浩一朗氏は原因不明の9割の腰痛のうち全部が心理的な原因によるものではないと考えておられるのかもしれません。
では、山本浩一朗氏は原因不明の9割の腰痛のうちいったい何割が心理的な原因によるものと考えておられるのか知りたかったところです。
また、原因不明の9割の腰痛の原因を心理的なものとそうでないものとに分類する場合、原因に応じて患者に適応するプログラムを別ける必要があると思われますが、それらを区別する検査や方法があるのか本書では明確にされていません。
これは推測になりますが、山本浩一朗氏のバランス力学整体院院では原因不明の9割の腰痛の原因がどうであれ必ず心理的な要因はからんでいるはずと考えて、すべての患者さんに総合的なプログラムを適用しているのではないかと拝察します。
本書の内容に関してはいろいろ疑問が残るところはありますが、腰痛の原因に心理的なものがあってそれはどのように考えたらいいかという内容は類書の中でも一般読者が納得しやすいように説明がなされています。
本書の内容に共感できる方には自分で心身症の原因を考えるヒントがちりばめられているので良い本になると思います。
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