近藤誠関連本
- 近藤 誠 (著) 『成人病の真実』(文藝春秋、文春文庫)
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おすすめ度:★★★★
本書を読み終えて、書名がなぜ「生活習慣病の真実」ではなく「成人病の真実」となっているのかそのことがそのまま近藤誠氏の考え方を表明しているのだということが分かりました。
私は古い本なので新しい用語である生活習慣病ではなく以前の用語の名残で成人病が使われているのかなと思っていました。
しかし、そうではなかったのです。
本書を読めばその理由が明らかになります。
本書は、成人病(生活習慣病)に関して現在の医療で常識になっている検査や治療に対して信頼できる資料を引用しつつ真実を告発するという形式になっています。
本書の結論は、成人病(生活習慣病)とされている病気の多くは、検査や治療を行うことで医療が関与しても、検査や治療をしなくて放置しておいても死亡率にはほとんど変わりがないということです。
本書の特徴は、医師個人の見方や考え方やが書いた一般読者向けの本とは異なり、著者の主張や意見を裏付ける証拠となる資料を提示している点です。
その分、説得力を増しています。
本書によって私も考えさせられるところがありました。
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