栗田昌裕関連本
- 栗田 昌裕 (著) 『脳によい1日1回の習慣』(廣済堂出版、健康人新書)
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おすすめ度:★★★★★
本書は「指回し体操」の生みの親で、速読を入り口とするSRS能力開発法を提唱している内科医の栗田昌裕氏によるものです。
私は指回し体操を考案した栗田昌裕氏にはかねてから注目していました。
その栗田昌裕氏が「脳によい1日1回の習慣」というタイトル(題名)で出されている本書を見かけて興味を持ちました。
栗田昌裕氏がすすめる1日1回の習慣を紹介している本書には栗田式SRS能力開発法の中でも最重要な内容が書かれているのではないかとも思えました。
栗田昌裕氏が1日に1回は習慣にしたいものとして推奨しているものとはいったいどのようなことなのか知りたいと思いました。
本書で栗田昌裕氏が1日に1回は習慣にしたいものとしては、指回し体操をはじめ感動体験、不思議体験、発見体験、意外体験、イメージ訓練、15分間の知的散歩、速読(速読法)、十二脳神経訓練、手足の運動、見返り美人のポーズなど、そのほか様々なことがあげられています。
その中でも、十二脳神経訓練と手足の運動と見返り美人のポーズの3つはイラスト入りでページ数を割いて紹介しています。
栗田昌裕氏はこの3つを重要と考えていることが推察されます。
本書で紹介しているものを全部実行することは難しいことを考えると、十二脳神経訓練と手足の運動と見返り美人のポーズの3つでも実行したいところです。
栗田昌裕氏は本書の中で、運動機能の速度低下対策として運動加速の考え方があるとして、運動には大きい筋肉を用いて全身を動かす粗大運動と小さい筋肉を用いて頭部や手指、足指など身体の局所の一部分を動かす微細運動の2種類があるとしています。
本書では粗大運動として15分間知的散歩を推奨していますが、私は全身の筋骨格が運動できる体操を実行しています。
私が行っている体操は全身運動になっているものの、手指と足指の運動など何かが足りないのではないかと感じていました。
それが本書によって微細運動であるということがわかりました。
この点は自分の運動に足りないものが何であるかということに合点がいきました。
私自身、従来の体操に追加して十二脳神経訓練と手足の運動と見返り美人のポーズなどを行うようにしました。
本書には、心身を日々爽快・明朗に過ごし、知的能力を高めことのできる生活習慣と簡単なトレーニング法が紹介されています。
本書で紹介されているのは栗田式SRS能力開発法の中の一分野である防痴法ということです。
散歩を単なる運動だけではなく知的能力向上のために利用する15分間の知的散歩や速読を単なる速読としてではなく知的能力の活性化のために活用するなど従来にない新しい視点で捉え直すことができました。
能力開発法が即老化防止や老化予防に役立つということは私にとって新しい気づきとなってくれました。
健康寿命を考えるうえで非常に参考になった本です。
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- 栗田 昌裕 (著) 『脳と体に効く指回し教室』(廣済堂出版、健康人新書)
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おすすめ度:★★★★★
本書は「おもいッきりテレビ」で紹介されて爆発的ブームとなった東大病院の医師である栗田昌裕氏が開発した「指回し体操」についてくわしく紹介してるものです。
日々「指回し体操」を実践している身としては一度きちんと栗田昌裕氏の本を読んでおきたいと思っていました。
栗田昌裕氏の「指回し体操」に関する書籍で本書が最も新しいかったので本書から読み始めることにしました。
実は本書は、栗田昌裕氏が過去の出された『指回し体操が頭と体に奇跡を呼ぶ―医学博士が開発した新方式』(廣済堂出版、広済堂ブックス)と『指回し健康体操―日本全国に奇跡を呼んだ栗田医博の大発見〈実証編〉』(廣済堂出版、広済堂ブックス)の二冊に加筆、修正を加え、再編集されたものということです。
したがって、「指回し体操」に関しては本書一冊にまとめられていて本書を読めば事足りるということになるようです。
そういう意味から言えば、本書は「指回し体操」の決定版と位置付けられるでしょう。
本書では、まず前半部分で「指回し体操」の理論的な内容と効果や効用について紹介しています。
次に、実習として「指回し体操」の基本テクニックである基本フィンガードームと基本回旋法を説明しています。
それから「指回し体操」の応用テクニックである「二重回旋法」、「多重回旋法(三重回旋法など)」、「フィンガー・ストレッチ訓練」、「呼吸法との共鳴訓練」、「反対方向回旋法」、「回旋刺激法」、「ツボを刺激する弛緩圧迫法」、「背部回旋法」、「指の筋力強化法」、「指の開大力強化訓練」、「指のひっぱり力強化訓練」、「回旋イメージ訓練」、「手を用いた文字イメージ訓練」、「指運動による瞑想法(整心道、整心効果、フィンガー・ボール、安眠のパワー・ボール)」などを解説しています。
最後には「指回し体操」だけでなく、肩こりに効果のある「しぼりストレッチ」「(自分でできる・他人にやってもらう)肩こりほぐし」、五十肩に効果がある「天人地まわひねりき」「8の字回し」などを紹介しています。
本書で紹介されているやり方や方法のすべてを毎日実行するのは難しいので自分の目的に合ったものを選んで行うようにするのが賢明だと思います。
そうは言っても、最低限「指回し体操」の「基本フィンガードーム」による「基本回旋法」は毎日実行したいところです。
しかも、1日に最低3セットを行うようにしたいものです。
テレビを見ながらでも行えばわざわざ「指回し体操」のための時間を別に確保する必要がないので実行しやすいと思います。
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- 栗田 昌裕 (著) 『脳にすぐ効く30秒ストレッチ』(青春出版社)
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おすすめ度:★★★★★
栗田昌裕氏の著作の中で本書は『脳によい1日1回の習慣』に次いで気になる存在でした。
というのも栗田昌裕氏のSRS能力開発法の中でも重要な訓練が『脳によい1日1回の習慣』と同様に厳選されているのではないかと思われたからです。
栗田昌裕氏によれば本書はSRS能力開発法の一部をなす「調心法」に関連する内容を紹介しているとのことです。
本書は心身の活動を6領域に分類してそれぞれの領域ごとに脳ストレッチとなる運動や体操などの訓練やトレーニングを紹介しています。
それらはやはり『脳によい1日1回の習慣』で紹介されている内容と重複するものが多かったです。
しかし、『脳によい1日1回の習慣』では紹介されていないものの重要だと思われるものが本書では紹介されています。
もちろん、本書では紹介されていない内容で、『脳によい1日1回の習慣』では重要な内容を紹介しています。
さて、本書では脳ストレッチと表現されている内容ですが、脳と神経を刺激して活性化させることで脳と神経をほぐすといった意味だと考えられます。
そういう意味からすれば、脳ストレッチとは文字通り身体の運動とりわけ筋肉を引っ張って伸ばすストレッチとは意味が異なります。
本書では「指回し体操」はもちろん「脳の切り替え運動」「手の開閉運動」「手の屈伸運動」「8字共鳴呼吸法」「ダブルウェーブ呼吸法」「指回し呼吸法(指回し瞑想法)」「栗田式摩擦健康法の手の摩擦法」「栗田式叩打法の胸の緊張ほぐし」「肩回りストレッチ(肩甲骨回りストレッチ)」「ハートイメージ法」「樹木法(樹木の成長イメージ法)」「6領域イメージ法」「調心の庭イメージ法」「12脳神経訓練」などが紹介されています。
「12脳神経訓練」はその後に『脳によい1日1回の習慣』で訓練が数種類追加されたものが紹介されているのでそちらのほうを参照したほうが良いでしょう。
本書で紹介されている運動や体操などの訓練やトレーニングは能力開発や老化予防(老化防止)のためにはどれも重要なものばかりだと思います。
ぜひ覚えて日々の生活の中で訓練しておきたいところです。
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- 栗田 昌裕 (著) 『1日15分の知的散歩術―体力倍増、知力3倍増を実現する!』(廣済堂出版、広済堂ブックス)
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おすすめ度:★★★★★
本書は2005年9月9日に購入したまま2015年9月まで積ん読状態になっていたものです。
当時、なぜ本書を購入したのかはっきりとは覚えていませんが、本のタイトルにある知的散歩術という言葉に惹かれたのではないかと思います。
散歩に知的と付いているのはなぜなのか、知的散歩術という意味を内容を知りたいと思ったのでしょう。
最近、栗田昌裕氏が出している一連の著作を読むようになってやっと読み終えることができました。
それでやっと、知的散歩術の意味内容を知ることができました。
その意味内容は、私が考えていた以上に重要なものでした。
一般的に散歩やウォーキングというと身体の健康のために行うものだと連想する人が大部分ではないでしょうか。
健康法として一番最初に頭に浮かぶのは散歩やウォーキングという人も多いはずです。
散歩とウォーキングは身体の運動だという先入観や固定観念をお持ちの人が大半だと思います。
本書はそうした散歩とウォーキングにまつわる先入観や固定観念を大きく塗り替える内容を提言してくれています。
本書ではウォーキングという言葉ではなくわざわざ散歩という言葉を使っているのもその内容を知れば納得です。
本書でいう知的散歩術とは周囲のものをきちんと見ながら歩くということを通じて観察力と記銘力と想起力を高める方法です。
自分の周囲の環境である「生活空間」に関心を払うことで自分の内面の世界である「意識・精神空間」の認知力と記憶力と判断力の能力向上に活かそうというのです。。
知的散歩術では発見や感動を体験することができます。
知的散歩術は生活を豊かに楽しくしてくれます。
知的散歩術では時間は心理的な負担がかからない実用的な15分間で良いと定めています。
もちろん、15分以上かけることに負担を感じない場合は、15分以上行っても良いとされています。
健康のために散歩やウォーキングを行う人は多いですが、せっかく始めた散歩やウォーキングを途中で止めてしまう人も実はかなり多いのではないと思われます。
散歩やウォーキングを途中で止めてしまう大きな理由には2つあるのではないかと思います。
1つは、散歩とウォーキングは運動としては単調で面白みが少なく厭きてしまうという点です。
もう1つは、散歩とウォーキングを張り切ってやり過ぎてしまうという点です。
散歩やウォーキングを長続きさせるにはこの2つの問題点を解決しなければなりません。
1日15分の知的散歩術はこの2つの問題点を見事に解決してくれます。
本書で提案されている知的活動は何も散歩とウォーキングの場合にだけに限りません。
日常生活全般にわたって知的活動の範囲を広げることができます。
そういう意味では応用範囲は広いと言えます。
知的散歩術の具体的な内容はぜひ知っておいていただきたいです。
知的散歩術はそのやり方や方法、注意点など多岐にわたっているのでこの文章で紹介し切れません。
知的散歩術の詳細は本書を読むことでぜひとも知識を増やしてください。
歩行や歩き方、散歩、ウォーキングに関心や興味のある人なら本書を読む価値はあるはずです。
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