前立腺肥大症関連本
- 翔雲社編集部 (著) 『前立腺肥大を自分で治す本―ノコギリヤシ果実エキスの驚異の効果』(翔雲社、改訂版)
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おすすめ度:★★★★
私は五十代半ばになり、私が親しくしさせていただいている人々も五十歳前後になって来ていて、周囲の方々からしばしば前立腺肥大症の症状ではないかと思われる話を耳にすることが多くなりました。
それで前立腺肥大症のことを知りたいと思い、特に現代医学とは異なる療法なる内容が書かれている本書から読み始めることにしました。
本書は、21世紀の健康を考える会 (著), 田中 信寿 (監修) 『前立腺肥大を自分で治す本―ノコギリヤシ果実エキスの驚異の効果』(翔雲社)という本の改訂版になります。
本書はノコギリヤシ果実エキスの有効性について書かれているのですが、それだけでなく前立腺肥大症がなぜ起こるのかという原因から進行までそのメカニズム(仕組み)を医学的に解説してくれています。
さらに、現代医学による薬剤や手術などの治療法についての内容や問題点まで解説してくれています。
本書を読めば前立腺肥大症に関する一般的な基礎知識は得られるようになっています。
次に、本書では男性のおしっこ(オシッコ)の悩みの解消法として現代医学の治療法以外の選択肢としてノコギリヤシ果実エキスを紹介しています。
ノコギリヤシは学名を「セレノア・レペンス」と呼ばれていて北アメリカ大陸の南部からメキシコにかけて自生しているヤシ科の植物で全米の人気ハーブ・ランキングでも必ずベスト10に入っているということです。
世界各国で行われた臨床試験の治癒成果や有効性のデータなども紹介しています。
ヨーロッパの国々の中ではノコギリヤシを前立腺肥大症の治療薬として医薬品の認可をしている国もあるということです。
本書では、ノコギリヤシのサプリメントや健康食品の選び方から飲み方まで説明してくれています。
ノコギリヤシのサプリメントや健康食品を選ぶポイントとしては、まずノコギリヤシ果実エキスを抽出する製造方法に関して様々ある抽出法の中でイタリアのインデアナ社が開発した高い圧力による超臨界状態の二酸化炭素を使用した「超臨界抽出法」という抽出法で抽出した製品を推奨しています。
次のポイントとしては、アスタキサンチンやセレンなどの抗酸化物質と亜鉛を含んだ製品を選ぶと良いとしています。
飲み方としては1日に最低320mg以上を飲むようにしたほうが良いとしています。
1日320mgを摂取する場合、1度で摂取するのではなく、1日中ノコギリヤシの効果を持続できるように朝160mgと夜160mgと2度に分けて飲むようにすると良いし、そのような飲み方ができる製品を選ぶと良いとしています。
本書には前立腺肥大症の進行度や症状によってはまず医療機関を受診したほうが良い場合も説明されています。
ノコギリヤシの有効性に関しては個人差があるはずですから妥当な見解だと思われます。
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- 日本自然療法研究会 (編) 『前立腺肥大根治療法で改善!』(日正出版)
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おすすめ度:★★★
本書ではまず前立腺肥大症とはどのような病気でどのような症状があるかということとその原因を説明しています。
そして、全身に無理なく作用する天然のハーブエキスや有効成分を用いる自然療法を解説しています。
本書で前立腺肥大症の根本療法として推奨しているのはノコギリヤシと植物ステロールの併用です。
ノコギリヤシと植物ステロールを組み合わせて用いれば効果の幅が広がるだけでなく相乗効果も期待できるとしています。
有効性を証明する科学的データや臨床効果の報告の内容は本書を読んでいただきたい。
本書の内容は前立腺肥大症に関する情報としては若干乏しいというか不足している気がします。
本書の結論は前立腺肥大症にはノコギリヤシと植物ステロールの両方が配合されたサプリメントや健康食品を活用する選択肢がより有効性がある場合があるということになります。
本書の内容は前立腺肥大症に関するサプリメントや健康食品を選ぶ場合の参考にはなるのではないか思います。