中島義道関連本
- 中島 義道 (著) 『哲学の教科書―思索のダンディズムを磨く』 (講談社) / 中島 義道 (著) 『哲学の教科書』 (講談社、講談社学術文庫)
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おすすめ度:★★★★★
発売当時、話題になった本です。
私は哲学に興味があったので、本書を読んでみることにしました。
書名が「哲学の教科書」となっているので、教科書のような概説書をイメージしていました。
ところが、そうではなかったのです。
哲学するということがどういうことなのか、哲学というものがどういうもので、哲学者という人がどういう人物であるのかがはっきりと書かれているのです。
誰でも、哲学という言葉は知っていても、実際にはどういう学問なのかを理解している人は少ないのではないでしょうか。
そのため、一般には、哲学を思想や信念、哲学者研究と同じようなものとして誤解している人も多いと思われます。
本書は、そういう誤解を解きほぐしてくれている貴重な存在といえます。
哲学の専門家ではなく、一般の読者に向けて書かれているので、哲学の本ではあっても内容は非常に理解しやすいです。
哲学という言葉は知っていても、哲学がどんな学問であるかを知らない人、哲学を思想や信念、哲学者研究などと混同している人、哲学とはどういう学問であるのかを知りたい人には、哲学の入門書としておすすめです。
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- 中島 義道 (著) 『戦う哲学者のウィーン愛憎』 (角川書店、角川文庫) / 中島 義道 (著) 『ウィーン愛憎―ヨーロッパ精神との格闘』 (中央公論社、中公新書)
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おすすめ度:★★★★
本書には哲学者の中島義道氏がウィーンへ留学した際の体験記が綴られています。
書名に愛憎とか戦うなどという文字があり、何だかちょっとオーバーだなと思って読み始めました。
留学記なんて退屈な内容だろうなと余り期待しないで読み始めたところ、これが何とも面白い。
ウィーンは何と日本人にとって住みにくい土地なのかと驚かされました。
そして、本書のタイトルに使われている愛憎とか戦うという文字の意味がわかりました。
まさに、ウィーンでやっていくには戦ってゆかなければならなかったのです。
その思い出がウィーンへの愛憎となっているのだと知ることができました。
ウィーンがどういうところか知りたい方は、ぜひ読まれることをおすすめします。
なお、新書版のほうでは削除された文章が、文庫版のほうでは追加されて掲載されています。
本書の中で追加された内容は、なぜウィーン愛憎なのかを理解する上で重要だと思われるので、文庫版のほうを読まれることをおすすめします。
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